建築・不動産のコンサルティング:建築裁判 3〜裁判官と判例・訴訟事例〜|建築裁判・不動産裁判

query_builder 2023/03/23
コンサルティング
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中学〜大学の同級生(専門は異なります)の弁護士から相談を受けた「建築に関する裁判」の相談。

僕が一通り、設計図書・見積書等の書類をチェックして、不自然な点が多数あることに気づきました。

それらをまとめて、友人の弁護士に送りました。

「有難う!
全然気づかなかった事ばかりだ。」

友人に感謝され、嬉しく思います。

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弁護士といえども、建築基準法・建築士法・建設業法等の法律には、あまり詳しくないようです。

それは、そうかもしれません。


また、

「設計図書を見ても全然分からなかった」

ようで、とても感謝されました。

「設計図書って、
こういう風に見るんだ。」

と新鮮味があるようです。

僕たち建築家・建築士が見慣れている設計図書・図面。

職業柄、自分達が描いた設計図書はもちろん、他の方が描いた設計図書も非常に細かく見てしまいます。

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「自分が描いている」からこそ、他の方が描いた設計図書もまた大いに気になるのです。

友人の弁護士は、僕がまとめた書類をもとに依頼主と相談したようです。

「依頼者と話したんだけど、

ぜひ、専門家として意見書にまとめて欲しい。」

と友人からの要望です。

「意見書にまとめてもらうかも」と言われていましたが、その方向になりました。

「専門家の意見書」の作成は、初めての経験です。

職業柄、文章を作成することもありますが、建築設計や作品、あるいは都市や街並に関することが多いです。

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大学・大学院時代に論文も書きました。

それでも、設計などに関する話は論文というよりも「エッセイ」のようになりがちです。

論文の形式にする場合は「仮説」を提示して、それを「根拠」で立証してゆくプロセスが必要です。

一方で、建築作品・都市などに対する見解や設計の文章は「根拠」というより「自分の考え」になります。

そのため、どうしても「論文」より「エッセイ」になってしまうことが多いのです。

「裁判官に読んだもらうから、
専門的なことも、分かり書いて欲しい。」

と友人。

そして、

「裁判官は、過去の判例などを
参考にするから。」

とのことです。

「過去の判例」を参考にして判決を下すのが、裁判の世界です。

そこで、しっかり書くことを心がけて「意見書作成」スタートです。

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株式会社YDS建築研究所

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