建築・不動産のコンサルティング:建築裁判 3〜裁判官と判例・訴訟事例〜|建築裁判・不動産裁判
中学〜大学の同級生(専門は異なります)の弁護士から相談を受けた「建築に関する裁判」の相談。
僕が一通り、設計図書・見積書等の書類をチェックして、不自然な点が多数あることに気づきました。
それらをまとめて、友人の弁護士に送りました。
「有難う!
全然気づかなかった事ばかりだ。」
友人に感謝され、嬉しく思います。
弁護士といえども、建築基準法・建築士法・建設業法等の法律には、あまり詳しくないようです。
それは、そうかもしれません。
また、
「設計図書を見ても全然分からなかった」
ようで、とても感謝されました。
「設計図書って、
こういう風に見るんだ。」
と新鮮味があるようです。
僕たち建築家・建築士が見慣れている設計図書・図面。
職業柄、自分達が描いた設計図書はもちろん、他の方が描いた設計図書も非常に細かく見てしまいます。
「自分が描いている」からこそ、他の方が描いた設計図書もまた大いに気になるのです。
友人の弁護士は、僕がまとめた書類をもとに依頼主と相談したようです。
「依頼者と話したんだけど、
ぜひ、専門家として意見書にまとめて欲しい。」
と友人からの要望です。
「意見書にまとめてもらうかも」と言われていましたが、その方向になりました。
「専門家の意見書」の作成は、初めての経験です。
職業柄、文章を作成することもありますが、建築設計や作品、あるいは都市や街並に関することが多いです。
大学・大学院時代に論文も書きました。
それでも、設計などに関する話は論文というよりも「エッセイ」のようになりがちです。
論文の形式にする場合は「仮説」を提示して、それを「根拠」で立証してゆくプロセスが必要です。
一方で、建築作品・都市などに対する見解や設計の文章は「根拠」というより「自分の考え」になります。
そのため、どうしても「論文」より「エッセイ」になってしまうことが多いのです。
「裁判官に読んだもらうから、
専門的なことも、分かり書いて欲しい。」
と友人。
そして、
「裁判官は、過去の判例などを
参考にするから。」
とのことです。
「過去の判例」を参考にして判決を下すのが、裁判の世界です。
そこで、しっかり書くことを心がけて「意見書作成」スタートです。
株式会社YDS建築研究所
東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F
TEL:03-6272-5572
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