建築・不動産のコンサルティング:建築裁判 2

query_builder 2023/02/01
戸建て店舗オフィス
HN170902-01m

弁護士の友人から連絡があり、建築裁判に関するコンサルティングをすることになりました。

一通り見て、問題点を洗い出すのに半日弱時間がかかりました。

大体のポイントが掴めたので、友人の弁護士に連絡します。

「送ってもらった資料を
読んだよ。」

そして、

「〜と〜などが
明らかにおかしい。」

と伝えます。

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友人の弁護士は嬉しそうに、

「なるほど、
やはり建築のプロが見ると、すぐに分かるんだ。」

「やっぱり、
お前に相談して良かったよ。」

と言ってくれました。

「有難い。
簡単で良いから、ちょっとまとめて欲しい。」

と言われたので、

「了解。
すぐにまとめて送るよ。」

と答えました。

友人は

「ありがとう!場合によっては、
専門家からの意見書にまとめてもらうかも。」

と言ってきました。

裁判に関する意見書は、作成経験がありません。

「意見書って何?」 と僕。

「専門家としての意見を
まとめてもらって、裁判官に出す書類だよ。」

と弁護士の友人。

「裁判に出す書類」を作るのは、初めての経験です。

建築に関する様々な書類・文章はたくさん作成したので、自信がありますが、裁判となると別です。

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「うまく書けるかな?」 と思いましたが、 「大丈夫。 建築のプロとしての意見をまとめてもらえば。」 と友人が言うので、裁判の進行や依頼者の意向次第で、意見書を作成することになりました。

ここで感じたことは、「建築のプロが一目見て不自然な書類」が多数あることです。

一級建築士と言っても専門分野がたくさんあるので、「どういう業務をしてきたか」にもよります。

しかし、「プロが一目見ておかしい」書類が、裁判で「証拠」となっている事態はおかしいと思います。

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裁判の和解などの際に「調停員」がいて、中には一級建築士など「建築のプロ」もいるようです。

「証拠」となる書類は、見ても分からない裁判官や弁護士ばかり議論しても意味がないように思います。

裁判のプロセスの中で、そういう「専門的書類の鑑定」をしっかりする職能があっても良いと思います。

なにはともあれ、まずは建築の経験を活かして、友人の弁護士の役に立てたことを嬉しく思いました。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

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