建築・不動産のコンサルティング:建築裁判 1〜建築実務と紛争・トラブル〜|建築裁判・不動産裁判

query_builder 2023/01/25
コンサルティング
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今回は、裁判と国家の姿に関する話です。

私は、建築設計・監理のプロフェッショナルである建築家として活動しています。

コンサルティングの幅は広く、様々な建築・不動産、あるいは土地に関する相談があります。

中には、建築・不動産に関する訴訟もあります。

訴訟大国と言われる米国などと異なり、一般の方は滅多に関わらない訴訟。

弁護士など法曹関係の友人がいますが、僕自身も訴訟は

「自分とは違う世界」

のように感じていました。

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その僕が建築・不動産訴訟のコンサルティングに関わるきっかけは、やはり弁護士の友人でした。

ある時、弁護士の友人から電話がありました。

「やあ。
今、建築裁判の案件を抱えているんだけど・・・」

「工事の見積書、工程表、
打ち合わせ記録など沢山書類があるんだ。」

「しかし、見ても何が何だか
よく分からないから、相談に乗ってくれ。」

中学〜大学まで同じ学校の同級生(大学の専門は異なります)からのSOS。

「いいよ。
とりあえず、資料を送って欲しい。」

と二つ返事で応じます。

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送られてきた資料を見て、まず驚きます。

その資料の枚数の多いことと言ったら、膨大です。

内心

「こんなに
あるのか・・・」

と思いました。

友人なので、とりあえずは業務としてやるのではなく、「図面・見積などをみてアドバイス」と考えていました。

「これは、資料を読むだけでも、
大変だ・・・」

と思いましたが、何はともあれ困っている友人を助けることも大事です。

しかも、その友人からは過去に自宅の建築設計の依頼を受けた仲。

大事な友人であると同時に、顧客でもあります。

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そして、膨大な資料を読み始めます。

建築実務が全く分からない弁護士の方々が見ていた、様々な見積書・申請書・工事写真の数々。

私たち建築の専門家が見れば、すぐに

「これは絶対に
おかしい・・・」

と感じることが多数あります。

中には、見積の項目や金額が明らかに不自然であったり、打ち合わせ議事録も違和感を感じます。

資料をよく見て、友人にはポイントを連絡することにしました。

訴訟とはいえ、建築に関することで、世の中に貢献できれば嬉しく思っています。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


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