裁判を左右する証拠・書証の重要性〜問われるべき証拠・書証の真贋性〜|日本の裁判

query_builder 2024/04/22
コンサルティング
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裁判では、証拠・書証が重視されます。

とにかく「紙ベースで進行する傾向」が強い裁判。

この証拠・書証に対しては、本来ならば「正しいのかどうか」を判断する必要があります。

実験結果など科学的な証拠ですら、偽造されることがあります。

建築裁判に関わって、驚いたことが一つあります。

それは「偽造された証拠・書証が非常に多いこと」です。

これは、「裁判の外にいた人間」である筆者にとって、大変な驚きでした。

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建築裁判は、ほとんどが損害賠償裁判です。

そして、訴訟する側の原告代理人の弁護士は、

「この建築工事において、
被告のせいで原告は大きな損害を被った!」

と主張します。

そして、

「そこで、これだけの
損害賠償を支払って頂きたい!」

と被告に対して、損害賠償の主張をします。

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ここで、「これだけの損害賠償額」に対して、裁判官は、

「その主張の
証拠は何ですか?」

と必ず尋ねてきます。

裁判官から「損害賠償金額の証拠」を求められることになることを知っている代理人・弁護士。

彼らは訴訟を提起する際に、ほとんどのケースにおいて、事前に「しっかりとした証拠・書証」を準備しておきます。

そして、原告の代理人・弁護士は、

「その損害賠償額の
根拠はこれです!」

と「明確な証拠」をもとに主張を展開します。

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当然のことながら、裁判において、証拠は非常に重要です。特に「紙の証拠」は重要で、これが登場すると、裁判官は、

「これが証拠・書証ですね」

となります。

こうなると「原告の主張=原告が被った損害額」が根拠を持ってきます。

そして、原告が提起している主張の因果関係が明確化してきます。

そして、裁判官が、

「なるほど、これは
しっかりした証拠・書証ですね・・・」

と考えると、原告の主張が一気に強くなる傾向があります。

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かつて、コンサルティングとして関わった建築裁判では、原告側が、ある工事請負契約書を「損害額の根拠」として提出してきました。

裁判官は「契約書」などの書面を重視する傾向があるので、この時被告は「敗訴寸前」にまで追い込まれました。

被告側だった筆者たちは、原告が提出した「工事請負契約書が偽造」であることを突き止め、様々な手段で主張を繰り返しました。

その結果、裁判官は、

「この工事請負契約書は

疑わしいかもしれない・・・」

という姿勢になり、状況が一気に変わった経験があります。

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裁判で設計図書・見積書・工事請負契約書などが登場した時は、経験豊富な一級建築士にしっかり判断してもらうと良いでしょう。

一般的な損害賠償裁判と大きく異なり、「書証・証拠が理解できない」のに進行する建築裁判。

「書証・証拠の真贋性・妥当性」は極めて大事であるはずですが、裁判所は「書証・証拠は正しい」と扱う傾向があります。

建築裁判の当事者、代理人・弁護士の方は、早期に経験豊富な一級建築士に相談することを強くお勧めします。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田神保町三丁目2番地 高橋ビル4F

TEL:03-6272-5572


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