石神井公園の集合住宅 6〜新築マンションの工事現場・大事な基礎配筋工事〜|建築設計・工事監理
石神井公園の集合住宅:基礎配筋工事
捨てコンクリートを打設し、いよいよ基礎の配筋工事に入ります。
この頃から、現場は現場を管理するゼネコン職員・職人さんともに熱くなってきます。
現場に熱がこもってくるのが、私たち設計サイドも感じてきて、「一緒に良い建築をつくろう!」という雰囲気になります。
石神井公園の集合住宅:基礎配筋工事
基礎梁はとても大きな梁です。
高さは高校生〜大人の身長くらいあるため、鉄筋を組んで、基礎梁の配筋工事を進めるためには、足場が必要です。
まずは、そのための足場を作ってゆきます。
石神井公園の集合住宅:基礎配筋工事
職人のみなさんが一生懸命足場を組み立ててゆき、足場ができてきました。
足場はスチールでできているため、とても頑丈ですが結構重いです。
普通の人が持ち運ぶには、ちょっと大変な重さですが、慣れている職人さんたちはどんどん運んで組み立てます。
いよいよ、基礎の配筋工事が進んでゆきます。
石神井公園の集合住宅:基礎配筋工事
壁式鉄筋コンクリートの、壁柱・梁の幅は220mmです。
中層の6階建てくらいの鉄筋コンクリートの柱のサイズが、800mm角程度なので、非常に薄いです。
そのため、基礎梁も厚さは薄いですが、高さは1500mmで結構大きいです。
これら基礎梁の鉄筋の種類は鉄筋径(直径)が数種類あり、梁ごとに本数が異なります。
それらを「構造設計図書」という図面を元に、職人さんたちが丁寧に組み上げてゆきます。
石神井公園の集合住宅:基礎配筋工事
十字にクロスする部分は、クロスする基礎梁の鉄筋に上下が出てきます。
そうした点にも注意してゆきながら、丁寧に組み上げてゆきます。
石神井公園の集合住宅:基礎配筋工事
太い鉄筋、細い鉄筋など様々あり、これらが組み上がってゆくと、まるで生き物のように感じられます。
鉄筋同士を固定する(緊結する)部分には、細い紐状の針金を使って留めます。
この針金を職人さんたちが、特殊な工具を使ってクルクルっと回すと、動かないように固定されます。
細い針金ですが、試しに鉄筋を動かそうとしても、なかなか動きません。
しっかりと固定されていることがわかります。
これから型枠を組んで、コンクリートを流し込んでゆきます。
コンクリート打設の際に、鉄筋が動かないようにしっかり固定します。
次回は配筋検査です。
株式会社YDS建築研究所
東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F
TEL:03-6272-5572
NEW
-
2023.11.29
-
2023.11.24不自然な工事見積書と...建築の工事を行う際には、上の写真のような「工事...
-
2023.11.20自作クリスマスツリー...今回は手作りのクリスマスツリーを紹介したいと思...
-
2023.11.15子どもも大人も楽しめ...今回は、屋久島を訪問した時の話をご紹介します。...
-
2023.11.13英国のアジア太平洋ビ...英国の雑誌Apac Insiderから、アジア太平洋ビジネ...
-
2023.11.08証拠の信憑性を検証し...工事現場(YDS建築研究所)弁護士の方に依頼されて...
-
2023.11.06マンション・集合住宅...蚕糸の森アパートメント:掘削工事(YDS建築研究所...
-
2023.10.30マンション・集合住宅...蚕糸の森アパートメント:断面図(YDS建築研究所)...
CATEGORY
ARCHIVE
- 2023/117
- 2023/1011
- 2023/0915
- 2023/088
- 2023/0712
- 2023/0611
- 2023/0512
- 2023/0427
- 2023/0322
- 2023/0210
- 2023/018
- 2022/1210
- 2022/1117
- 2022/1028
- 2022/0927
- 2022/0824
- 2022/0722
- 2022/0622
- 2022/0527
- 2022/0430
- 2022/0333
- 2022/0236
- 2022/019
- 2021/122
- 2021/111
- 2021/101
- 2021/091
- 2021/081
- 2021/071
- 2021/061
- 2021/051
- 2021/041
- 2021/031
- 2021/021
- 2021/013
- 2020/105
- 2020/066
- 2020/051
- 2020/026
- 2020/014
- 2019/121