ガラスとを表現するコンセプト・ドローイング〜「ガラスの箱」が水面に映り込むイメージ〜|デザインのアイデア

query_builder 2025/07/01
アイデア設計プロセス
YDS

人工の池に、浮かぶように佇む美術館とイノベーションセンターの複合建築物を設計しました。

デザイン・アイデアの5つのフィロソフィー:YDS

・揺らめく自然

・有機的ヴォイド

・道空間

・都市広場

・多様なる共生


揺らめく自然、有機的ヴォイドと道空間がメインコンセプトで、「ガラスの箱」が水面に映り込むイメージです。

今回は、この設計を進めるにあたって作成したコンセプト・ドローイングの話です。

YDS

このデザインの根幹は、下記の3つです。

Twin Water Wallの3大要素

・ガラスの箱

・コンクリート打ち放しの大きな壁面

・水面(静謐なイメージ)

YDS

ガラスの箱がスッと水面に佇むイメージを、いかに実現するかが大事なポイントです。

YDS

内部空間を作るのは、木の壁とコンクリート打ち放しの壁です。

YDS

それらの内部の壁面と、外部の大きなコンクリート打ち放しの壁面が直交して交錯します。

YDS

透過性のあるコンセプチュアルなドローイングも良いですが、

今回は線画のドローイングも作成しました。

線画のドローイングは、少しわかりにくい面がありますが、より要素を削ぎ落としたイメージになります。



YDS

デザインの根幹を表現しやすいのが線画です。

優しい雰囲気である点も、線画のドローイングの良い点です。

今回は、対のボリュームが3種類あり、合計6棟の建築が並びます。

そして、それらの6棟の建築に、コンクリート打ち放しの大きな壁面が貫入する構成です。

「6棟の建築+大きなコンクリート打ち放しの壁面」のイメージが分かりやすいです。

YDS

線画は、パースペクティブの方が、イメージがより伝わりやすいと思います。

今回は、6棟の建築が重なり合って、独特の奥行き感を持ちます。

これらの6棟の建築の外部がガラスで構成されているので、空間が重なり合って共鳴します。

「箱による建築」は、建築デザインの根幹的テーマで、無限の可能性があります。

今回の「美術館+イノベーションセンター 」では、その根幹的テーマを深く掘り出すことを目論みました。

YDS

透明感のあるカラーのドローイングも、線画のドローイングも、それぞれの個性があります。

今後も、設計プロセスにおいて、このようなコンセプト・ドローイングを作成してゆく予定です。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


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