プロセス 3 : 熊本の家 3〜模型をつくろう〜|東京の建築設計から

query_builder 2022/07/11
戸建てマンション
HK_m32m

今回はアイデアが固まり、内部空間をつくってゆき、スタディ模型を作る話です。

建築の設計の際、「全体から考えるか」「部分から考えるか」という話があります。

熊本の家は、どちらかと言うと「全体から考える」が主体です。

これまでのコンセプト図をスケッチで考える過程で、子供部屋やリビングなどの内部空間を平行して考えています。


HK_m41m

ここまでくると、スチレンボードで作成するラフなスタディ模型を作成します。

そして、プロポーションや内部空間の構成・光の入り方などを考えます。

スタディ模型を経て、1/50の模型を作りました。

HK_m42m

1/50の模型は作り込むと、プロポーションだけでなく、様々な空間構成がよく分かります。

この時点では、サッシュの詳細等はまだ変更の可能性があります。

熊本の家では、概ねサッシュもこの模型通りで進めました。

HK_m46m

既製品で1/50の人形がありますから、模型に入れてみましょう。

人が入るとスケール感がわかり、模型が生き生きとしますね。

熊本の家では、外部ヴォイド以外にトップライトと内部のヴォイドの大きなポイントでした。

HK_m43m

この家では、「2階の子供たちの様子が1階のリビングからわかる」コンセプトです。

そこで、空間を切り裂くようなヴォイドを配置しました。

この模型では、そのヴォイドを表現しています。

そして、「自然光がどのように入ってくるか」「内部空間でどのように見えるか」をスタディしています。

造作キッチンや家具・建具を作り込んでいますが、内部空間の雰囲気がよくわかりますね。

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株式会社YDS建築研究所

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