ホテル新築・設計プロセスとポイント②〜山の中の木のホテル〜|東京の建築設計
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2022/11/12
施設設計プロセス
配置と建物のボリュームが決まってきました。
次に各棟に関係性が生まれるよう、屋根の形で各棟を関連付けます。
「メインの棟に対して、山・谷となる屋根の形にしてみよう。」
「片流れの屋根ですね。」
「それぞれの屋根に勾配の変化をつけてみますか?」
「そうだね。」
「各棟のカラーを出しながら、一体感のあるホテルにしよう。」
デザインのコンセプトが固まってきました。
このデザインによって、棟と棟の間に出来る外部空間も活かされます。
「室内に居ながらも、自然を近くに感じることが出来ますね。」
「それぞれ棟が分かれていても、外部と繋がる感じがするね。」
自然に囲まれた雰囲気を取り入れる為に、最大限窓を大きく設けます。
木造軸組構造として、規則正しく柱梁を配置します。
勾配屋根となっているので、天井が高くとれるところもあります。
そのようなところは、梁のより上に窓を設けることも可能です。
「メイン棟は、外壁を構造より外側としよう。」
「外壁の角に、大きく窓がとれるね。」
「開放的でいいですね。」
主体構造は、しっかり作る必要があります。
均等グリッドで、しっかりした構造をつくります。
周囲に開放感のある、ガラス面の多い外壁を作ります。
深い庇が日射を適度に遮るので、ガラス面が多くても、温熱環境も良いシミュレーション結果が出ました。
基本的な計画案が決まり、建主と打合せも進めます。
「自然と建築が融合したデザインです。」
「周辺環境が活かされている素敵なデザインですね。」
建主から好評を頂きました。
全体のデザインコンセプトが固まり、詳細を詰めてゆきます。
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株式会社YDS建築研究所
東京都千代田区神田神保町三丁目2番地 高橋ビル4F
TEL:03-6272-5572
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