模型をつくって住まいを考える｜東京の建築設計 | 東京の建築設計事務所として建築デザインの耳寄りな情報をコラムで発信

こんにちは、村木です。

お客様との打ち合わせで設計が最終段階に入る頃には、実際の1/20～１/30の大きさで外部も内部も出来るだけ忠実に再現した模型をお見せしています。

家具や人、植栽もあります。

大きい模型はただ上から眺めるだけではもったいないです。

触って大丈夫？と躊躇しないでください。

せっかくミニチュアのご自宅が目の前にあるのです、是非家の中を体験してください！

ここで先ほどの疑問、体験って入れないのにどうやって？！そう思うと思います。

私たちは、模型の外壁の一部を取り外せるように作っています。

そこから覗き込むようにして家の中を見てください。

目線を床のあたりから平行に見たり、床から見上げたりすると、まるで家の中にいるような気持ちになります。

玄関からこんな感じで入るんだ！吹き抜けから上の部屋が見える！こっちにも窓があったらいいのに！リビングが思ったより広いね！ そんな感想が出てくるかもしれません。

CGやスケッチでは出来ない、体験という可能性を模型は持っています。

少しだけ“模型”について興味を持ってもらえたらうれしいです。

「次はどんな模型を作れるんだろう」と毎回楽しみにしています。

余談：模型で使うボードはカッターで切ります。

慣れるまで、何度指を切ったことか数えきれません。

先輩の手伝いで盛大に血を飛び散らかしたこともあります。

その点においては上達したと自負しています笑！何事も経験ですね。