大泉学園の家:竣工写真撮影の様子 2〜自然の光のゆらめき〜

query_builder 2023/03/10
戸建て
HO_P517msm

私たちの作品で、多く登場するスリット窓。

House-Oの和室のスリット窓は様々な検討をして、位置を決定しました。

時間による光の入り具合が変化する為、スリット窓のデザインはディテールを詰めて設計しました。

竣工写真を撮影しながら、スリットから差し込む自然の光をゆっくり眺めます。

 「イメージ通りの光ですね。」

「綺麗な光が掬い取れたね。」

スリットからの絞られた、美しい光の様相をみていると、あることに気づきました。

HO_P402msm

「この時間は、
庭にある植栽の木漏れ日が入り込むんだね。」

「先程までは、見られなかった光景ですね。」

「揺らめいた感じがいいね。
動画撮影もしよう。」

「それはいいですね。
揺らめく自然のイメージですね。」

思いもよらないシーンに出会い、感動することもあります。

HO_I189m

他に、人物撮影では撮影をしながら思いつくシーンもあります。

「ちょっとこの机に、
腰かけて撮影すると、いい絵になりそうだね。」

「わかりました。
こんな感じですか?」

HO_I192m

「もう少し足を、
内側にお願いできますか。」

とカメラマンの田岡さんから言われて、撮影の調整をしたりします。

設計段階では机として検討したので、

「本棚を並べてみたら、いいのかな?」

「椅子が必要なのかな?」

という思いでした。

「机に腰掛ける」というのは、思いがけない体験でした。

HO_I179m

階段の撮影では、思いついたアイデアがありました。

「吹き抜けの梁に、
肘を置いて眺めてみようか。」

「設計の時は、
考えてなかったイメージですね。」

「そのイメージ、 いいですね。」とカメラマンの方もおっしゃって頂き、撮影です。

そして、私が階段を登って、吹き抜けに肘を置いてみました。

HO_P430m

「いい雰囲気だね。」

「なんだか
楽しい気持ちになりますね。」

カメラマンの方からは、

「その肘を、
こっちに向けてみて。」

など、細かな話を頂き、一生懸命良い写真になるようにしました。

色々な提案がある中、私自身も新たな発見があって、とても楽しくなりました。

梁が自然と空間に溶け込むようなシーンになりました。

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株式会社YDS建築研究所

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