大泉学園の家:竣工写真撮影の様子 2〜自然の光のゆらめき〜|東京の建築設計

query_builder 2023/03/10
戸建て
YDS

私たちの作品で、多く登場するスリット窓。

House-Oの和室のスリット窓は様々な検討をして、位置を決定しました。

時間による光の入り具合が変化する為、スリット窓のデザインはディテールを詰めて設計しました。

竣工写真を撮影しながら、スリットから差し込む自然の光をゆっくり眺めます。

 「イメージ通りの光ですね。」

「綺麗な光が掬い取れたね。」

スリットからの絞られた、美しい光の様相をみていると、あることに気づきました。

YDS

「この時間は、
庭にある植栽の木漏れ日が入り込むんだね。」

「先程までは、見られなかった光景ですね。」

「揺らめいた感じがいいね。
動画撮影もしよう。」

「それはいいですね。
揺らめく自然のイメージですね。」

思いもよらないシーンに出会い、感動することもあります。

YDS

他に、人物撮影では撮影をしながら思いつくシーンもあります。

「ちょっとこの机に、
腰かけて撮影すると、いい絵になりそうだね。」

「わかりました。
こんな感じですか?」

YDS

「もう少し足を、
内側にお願いできますか。」

とカメラマンの田岡さんから言われて、撮影の調整をしたりします。


設計段階では机として検討したので、

「本棚を並べてみたら、いいのかな?」

「椅子が必要なのかな?」

という思いでした。

「机に腰掛ける」というのは、思いがけない体験でした。

YDS

階段の撮影では、思いついたアイデアがありました。

「吹き抜けの梁に、
肘を置いて眺めてみようか。」

「設計の時は、
考えてなかったイメージですね。」

「そのイメージ、 いいですね。」とカメラマンの方もおっしゃって頂き、撮影です。

そして、私が階段を登って、吹き抜けに肘を置いてみました。

YDS

「いい雰囲気だね。」

「なんだか
楽しい気持ちになりますね。」

カメラマンの方からは、

「その肘を、
こっちに向けてみて。」

など、細かな話を頂き、一生懸命良い写真になるようにしました。

色々な提案がある中、私自身も新たな発見があって、とても楽しくなりました。

梁が自然と空間に溶け込むようなシーンになりました。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田神保町三丁目2番地 高橋ビル4F

TEL:03-6272-5572


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