大泉学園の家:竣工写真撮影の様子 1〜コンセプトを写真に表現〜

query_builder 2023/03/08
戸建て
HO_I113m

こんにちは。

竣工した建物を撮影する時は、いつもプロのカメラマンに依頼しています。

私たちは、いつもその時がとても楽しみです。

「やっと完成が見られるんだ!」とワクワクします。

撮影の出来は、天気にも左右されます。

「今回も晴れた日で、本当によかったね。」

「そうですね。光の入り具合もよさそうですね。」

撮影は様々なシーンを撮ります。

そこで、午前中から夜景の撮れる時間まで一日がかりになります。

光や影によって、その空間でベストな時があります。

撮影中私たちは常に、時間の経過による空間の変化を意識しています。

HO_I123m

「こんにちは。」

いつも撮影をお願いしているカメラマンの方が、いらっしゃいました。

カメラマンの方には私たちから、この様に撮ってほしいというお願いもします。

また、カメラマンの方の感性で良いと思う構図を撮影していただきます。

私たちでは想定していなかったような発案もしていただき、新たな発見もあります。

人物が入るとスケール感が把握しやすいので、私も撮影に参加しました。

「それじゃ、
村木さん、お願いします。」

「こんな感じでいいですか?」

「いいですね。階段を上がってください。」

最初はいつも通り、建築の中で佇んだり、階段を上がり降りしていました。

やがて、

「この建築は、柱を活かした撮影写真が面白いな。」

というカメラマンの田岡さん。

「柱の周辺をぐるぐる周ってみてくれる。」

「わかりました。」

「そうそう。周る時に柱に手も添えてみて。」

HO_I106m

元々小さな部屋に分かれていた木造の住まいをリノベーションした作品。

そのため、既存の柱がたくさん出てきましたが、「柱をテーマにした」作品です。

「あるもの活かして、ないもの作る」リノベーションのコンセプトを大事にしています。

そこで、既存の柱は撤去せずに、全て残しました。

「柱の存在をポジティブに考えるシーンだね。」

「柱があることで、空間に動きが出るのがよくわかる。」

HO_I164m

「柱の間を動く」ことで、「人と建築の関係」が生まれます。

「これは
気づかなかったですね。」

「さすが田岡さんだね。」

新たな気づきも生まれて、楽しく朗らかに撮影が進みます。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


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