エーゲ海の美しい島々をめぐって 10〜西洋の広場と日本の広場〜|東京の建築設計

query_builder 2022/05/06
欧州紀行
YDS

楽しみながら歩いていると、子猫に出会いました。

ちょこんと座っている、かわいい子猫。

ギリシャならではの「映画のワンシーン」のようです。

YDS

また少し急で長い階段空間が出てきました。

木製手すりが、少し傷んでいます。

これでは、手すりとしての機能にいまひとつ不安を感じてしまいます。

「ちょっと傷んでいてもOK」みたいな「ギリシャらしい大らかな感じ」が、とても良いです。

YDS

上陸した時は雨がパラパラしていましたが、曇りになってだいぶ落ち着いてきました。

色々なものが「無造作に放置されている感じ」が、また「不思議な大らかさ」を感じさせます。

非常に狭い道空間にしても、

「みんなの公共の空間だから、お互いうまく使いながら、楽しく」

みたいな雰囲気がいいですね。

YDS

両側を高い建物に囲まれた、細長い階段空間です。

まるで谷のようですね。

いくつかドアがあり、ドアを開いたら、歩いている人に当たってしまいそうです。

当たったら結構痛そうな感じです。

そういうところもまた、大らかな雰囲気です。

日本には西欧的な広場は近代までありませんでした。

神社の境内などが「広場的」空間でした。

囲われた西欧的広場は、近代以降の都市空間や建築で具現化されています。

「広場で皆で集う」文化が長年育まれてきた西欧では、「公共空間に対する高い意識」があります。

そして、公共空間をうまく使う文化・慣習があると思います。

そういう文化・慣習があるからこそ、この「狭い道空間が成り立つのだろう」と思いながら、歩いてみました。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


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