アイデア:多様なる共生 7〜熊本の家〜|東京の建築設計から

query_builder 2022/08/15
戸建て店舗
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今回は、熊本の家における多様なる共生の話です。

戸建住宅を創り出す時、周囲の街並にどのように調和するか、溶け込むか、を考えています。

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コンセプトある住宅を創るとき、周囲の家々とは異なったデザインとなります。

それは周囲の街のコンテクストへ新たな楔を打ち込むようでもあります。

それでもなお、周囲から浮くことなく、街並の一つとして佇んで欲しいと考えます。 

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「熊本の家」では、内部の吹抜と2階の外部テラスの空間構成と街並の関係を考えました。

立方体の白い箱にテラスがヴォイドとして貫入するデザインが風景の一つとなった時、どのようになるかをイメージしました。

白い箱が街並から浮くことなく、その個性を際だたせながらも調和し、共生するイメージを意図しました。


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「2台分のガレージ」という建主の要望に対し、ガレージの屋根をメインボリュームの白い箱と一体として設計しました。

白い箱に対して、薄い白い板が浮遊しているイメージです。

このイメージを形にするために、ガレージ屋根は端部を本体と接続し、本の細い鉄柱で支え、屋根が跳ね出す構成としました。

白い直方体の隙間からは、住まい手は1階リビングや2階のテラスから「自分だけの空」を臨むことが出来ます。

この「縁取られた空」を風景・街並の一つとして活かしました。

白い箱とヴォイド・浮遊する白い板・縁取られた空の3つのデザインが新たな風景を生み出し、都市へ関わってゆきます。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

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