本棚の柱:リノベーションの設計プロセス⑧

query_builder 2022/09/12
戸建て店舗
CB_m18m

設計案も固まり、最終段階になりました。

モックアップを作ってみることにしました。

「モックアップ=1:1の模型」です。

ここまで検討することは珍しいです。

実際使い勝手を確かめ確信の持てるものをつくりたいと、作成しました。

CBmock_106m

実物大の模型をつくるのは、初めてです。

普段の模型材料で作成し、テクスチャも近い素材を印刷して貼り表現します。

実物大なので高さが天井まであり、完成品には迫力もあります。

「円弧状に並べたら、どうなるか、作ってみよう。」

円弧に並べるデザインを、作ってみます。

CBmock_202m

本棚の使い勝手を、検証してみることにしました。

「どんなサイズの本が、どの程度入るかな。」


CBmock_217m

「意外と収納量があります」

「ここでも、新書10冊程度が、入りそうだね。」

実際に形になった「本棚の柱」に本を入れてみます。

CBmock_221m

「本の取り出しやすさは、どうだろう?」

「結構、取り出しやすいです。」

手前側に円弧状に広がっているデザインなので、本が取り出しやすいです。

これは、モックアップを作って初めて分かることです。

モックアップで使い勝手を確かめます。

また、建主の要望であった視線に関しても確認します。

本棚を並べ、隙間から視線の通り具合を見ます。

CBmock_222m

「ここまで検証すれば、自信を持って説明できるね。」

「そうですね。何度も検討しましたね。」

このデザインが実現するのを考えると、楽しくなってきました。

機能性を兼ね備えた、シンプルで独創的な案になりました。

それぞれの思いに応える設計を、目指しています。

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株式会社YDS建築研究所

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