戸建住宅・家リノベーションの設計と打ち合わせ⑥〜既存構造を模型で確認〜|東京の建築設計

query_builder 2022/09/07
戸建て設計プロセス
CB_st103m

今回は、木造建物の構造・軸組の話です。

既存のプランから大幅に変更するリノベーションでは、構造への配慮も大事なことです。

リノベーションの際には、既存の軸組を活かすことを大事にしています。

老朽化した柱・梁を交換する、柱を補強に追加することもあります。

プランを変更する際に、壁の位置が変わるので、耐震壁の配置などの構造的配慮が大事になります。

図面上で検証することもできますが、模型で検証することにしました。

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今回は、柱や梁の露出はありません。

柱・梁は全て仕上げの中に隠れますが、しっかりと構造を把握して、構造計画を行います。

昭和期に建てられた木造住宅は、全体的に「柱は十分だが、梁が小さめ」の傾向があります。

耐震性の確保には、筋交・耐震壁の適切な配置が必須であり、さらに構造材の検証も進めます。

軸組模型を見ながら検証を進めて、設計を進めます。

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「筋交・耐震壁の配置を、模型と計算で検証しました。」

「特に問題なさそうです。」

このように、模型で構造を検証します。

「法規に合わせた構造計算」は、簡易な方法で検証・確認します。

CB_st106m

他の模型と平行して照らし合わせながら検討を重ねます。

次回は1/10の模型の話です。 

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