世界一周の"マーメイド号"の船内〜明快な打ち放しコンクリートのグリッド〜|西宮市貝類館2

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子ども日本紀行
YDS

こんにちは。

前回に続き、西宮市貝類館に展示されているマーメイド号という世界一周をしたヨットについて紹介します。

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ヨットの中に入る事ができ、内部がどのようになっていて、堀江さんが生活をしていたのか、お話をききました。

一緒にいた子どもは、

「ヨットの中って、
住めるね!」

このように大喜びでした。

初めて見るヨットの中の内部空間に、子どもも興味津々でした。

キッチンやベッド、収納など航海中に生活が出来る様、様々な工夫が凝らされていました。

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キッチンは波の揺れに対応し、コンロが一緒に揺れながらも調理できるつくりになっています。

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水道は栓が足元にあり、足で踏み水を出す仕組みでした。

海水と真水の二種類があります。

「真水は貴重なので、
海水を主に使用していました」

貝類館の方の話では、「海水が主体」の様です。

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造作収納の扉は、簡単には開かない作りとなっています。

丸い穴に手をかけ、一旦上に押し上げてから開くという作りです。

強い波に揺られても、中の物が飛び出さない様に守るということでした。

様々な工夫のディテールが、見て取れました。

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「問題です。
このヨットの中にトイレはどこにあるでしょうか?」

貝類館の方から問題が出題されました。

子どもは、

「えー、見つからない、
どこだろう?」

このように、色々と探していました。

答えは、上の写真にある簀の子の様なもので、引っ張り上げて使用するそうです。

トイレは、緊急時のみ使用するトイレがありました。

普段は海のど真ん中にいるので、人目を気にせず海で用を足すとのことでした。

天候が悪い時などは、こちらを使用していたとのことです。

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航海中の面白い余談も、とても興味深いものでした。

堀江さんは、無類のウィスキー好きだそうです。

当時は朝からウィスキーを片手に航海し、眠気を濃い目のコーヒーで覚ましていたとのことです。

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海外の港につくと、

「あのHorieなのか!?」

このように、外国の方が、ウィスキーを持ってきてくれることもあったそうです。

「時代を感じる
出来事だな・・・」

こう思って、現代では中々聞かない、昔ながらの話も印象的でした。

ヨットの見学と冒険家堀江さんについて知ることが出来、大人も子どもも興味深い体験が出来ました。

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また、この施設自体も安藤忠雄さんの設計で、見どころが沢山ありました。

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打ち放しコンクリートに明快なグリッドの構造・幾何学的なシェルのデザインなど盛りだくさんです。

安藤忠雄さんの代表的な建築デザイン要素が、随所に見受けられます。

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エントランスまでは長い通路で、列柱が規則正しく続き、淡い光が両側から差し込ます。

子どもも、ワクワクしながら入館しました。

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建築もイベント内容も、そして展示も、とても興味深いと思いました。

この辺りは、ヨットハーバーとして有名ですが、こちらの地域にお出かけ際は、西宮市貝類館もおすすめです。

ぜひ、訪問してみてください。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田神保町三丁目2番地 高橋ビル4F

TEL:03-6272-5572


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