廃墟となった岡豊城跡〜鬱蒼とした森の城跡〜|岡豊城跡1・廃墟と建築

query_builder 2025/09/24
日本紀行
YDS

四国を訪れた際、岡豊城跡を訪問しました。

岡豊城跡は、高知県立歴史民俗資料館の隣にあります。

いわば、岡豊城跡に隣接して建築されたのが、高知県立歴史民俗資料館です。

高知県立歴史民俗資料館及び岡豊城跡のエントランスでは、上の写真の通り、長宗我部元親像が出迎えてくれます。

YDS

元親像の裏側にある階段を上がってゆくと、岡豊城跡へ行けます。

岡豊城跡へ向かう道では、このように「マムシ、ヘビ注意」の看板があります。

このことは知らずに、普段着で向かったので、

「マムシ、ヘビが
出る可能性があるのか・・・」

このように少し怯みましたが、

「まあ、
大丈夫かな・・・」

こう思って突き進みました。

YDS

歴史好きの筆者は、かつて安土城趾を訪問しました。

安土城も、岡豊城跡同様、完全に城はありませんでしたが、マムシや蛇に関する注意はありませんでした。

いわば、完全な廃墟となり、森となっているのが岡豊城跡です。

YDS

夏休みで、高知県を訪問する観光客は多数いますが、周りには人影が極めて少ない状況でした。

筆者たち以外に、親子連れに出会いましたが、

「ねえ〜、パパ、
この辺にカブトムシいるかな?」

ネットと虫籠を持っていて、城が目当てではなく、昆虫採集に来ていました。

他に、岡豊城跡を訪問するために、ここに来ている人はいない状況でした。

YDS

石段がありますが、これは昔からのものか、整備されたものかは不明です。

少し綺麗な感じもするので、公園のような形で、整備された石垣のようにも見えます。

YDS

全体的に、城跡というよりも「大自然の森」という感じです。

時折、上の写真下部のような説明があり、往時の岡豊城を思い起こさせてくれます。

YDS

少し開けた場所にやってきました。

建築の基礎の痕跡のような石が見受けられます。

YDS

周囲には、小さな曲輪のような建物が作られていたと思われます。

建物は一切なく、残っているのは、基礎と一部の石垣のみです。

現存にしても、再建にしても、城があった方が見応えがありますが、「城跡のみ」の良い面があります。

こうして、城跡を歩きながら、往時の城郭建築を想像するのも楽しいです。

あるいは、建築が「なくなってしまった」ではなく、「これから建築をつくる」スタンスでも見ることが出来ます。

次回は、もう少し岡豊城跡を歩いてみます。

----------------------------------------------------------------------

株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田神保町三丁目2番地 高橋ビル4F

TEL:03-6272-5572


----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG