美しい種子島〜木造建築と日本刀の高い技術の日本〜|旅と建築設計
鹿児島から、船で種子島を訪れました。
飛行機で行く方が早いかも知れませんが、ちょうど鹿児島県の先端の指宿を訪問したので、
「指宿から高速船で種子島へ!」と思いました。
高速船トッピーは、かなりのスピードで海上を駆け抜けてゆきます。
太平洋と東シナ海を眺めながら、雄大な海を楽しみました。
現代では、小学生の時に全ての日本人が、
「1543年に種子島に
鉄砲が伝来しました。」
と教わり、ここで「種子島」という島の名前を覚えます。
そこで、種子島を訪問してすぐに、種子島鉄砲館を訪問しました。
当時、日本には存在していなかった、この驚愕の武器を見た当時の日本人は、
「よしっ!この銃を
私たちの手で製作しよう!」
と自らの手で作成しようと考えました。
「なるほど・・・
ここがこうなっていて・・・」
戦国時代の当時、刀や槍を大量に生産していたこともあり、鉄の加工技術は非常に高度だった日本。
当時、日本には釘がありましたがネジがなかったようで、
「銃身は作ることができたが・・・
ここがよく分からない・・・」
「どうやって、
ここは留めているのだろう・・・」
釘とネジは「似ている面がある」工具ですが、全然違うものです。
古来からの日本の木造建築は、釘などの金物を出来るだけ使用しない工法です。
木材を様々加工したり、彫り込んだりした、継手・仕口という世界でも珍しい工法があった日本建築。
(熊本城の木製模型)
この継手・仕口による木造建築の作り方は、非常に頑丈でした。
そして、頑丈でありながら、木造同士が接合されている部分が地震などの際に少し動きます。
接合部が少し動くことで、地震のエネルギーを逃す役目があります。
現代の木造建築は、建築基準法の変更などにより、金物や釘などを大量に使用します。
「釘を出来るだけ使わない」木造工法は、非常に合理的な技術でした。
現代の木造建築では、「至る所に金物を使用する」造り方となりました。
これは、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災と大きな地震がある度に、建築基準法が強化されたことが原因です。
そして、ネジがなかったため、銃の製造プロセスで、
「これは、どうやって
作るのだろう・・・」
大いに悩みました。
悩みに悩んだ結果、ポルトガル人とも様々な話し合いがあったようで、
「ネジとは、
こういうものです・・・」
とポルトガル人に教えてもらいました。
「なるほど、
これで銃は作れる!」
そして、国産銃が初めて作られました。
「Japaneseは、
あっという間に銃を作れるようになったな・・・」
と当時、ポルトガル人は思ったのでしょう。
比較的短期間で国産化に成功した銃は、その後、種子島から九州へ伝わりました。
さらに、九州から、当時の日本の中心であった近畿方面へ一気に伝播してゆきました。
そして、岐阜城城主となる若き織田信長が目をつけて、鉄砲を大量に使用しました。
そんな、日本の技術が垣間見える種子島。
他にも見どころたくさんなので、ぜひ、訪問してみてください。
株式会社YDS建築研究所
東京都千代田区神田神保町三丁目2番地 高橋ビル4F
TEL:03-6272-5572
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