住宅の外構と庭のデザイン設計・〜開放的で住まいと繋がる庭の空間〜|熊本の家・東京の建築設計

query_builder 2024/03/22
戸建て
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住宅を設計する際は、住宅だけでなく外構・庭の設計・計画も重要です。

住宅と外構合わせて「一つの建築」となります。

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白い箱の外観とテラスのヴォイド、そして薄い板が浮遊したようなガレージが特徴の熊本の家。

シンプルなデザインの建築なので、外構や庭もすっきりシンプルにしようと考えました。

住宅設計の場合は、敷地と建物の間に生まれる「余白」の一部が庭や外交となります。

この「都市の余白」は「都市と建築の結節点」でもあり、建築にとっても街・都市にとっても大事です。

計画地が比較的広い熊本の家では、住宅と道路の間に広い庭を作りました。

ちょうど「2台分のガレージと隣り合う」形で庭を配置して、小さな子どもたちやご家族で楽しめる庭を作りたいと思いました。

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設計時に、外構計画も並行して行います。

外構における建築物・構築物や樹木の種類など、ある程度決めておきます。

確認申請とは無関係であることが多い外構は、工事中の変更が多いです。

まずは、ベースとなる費用は着工前に決定しておきます。

実際は、設計→コスト調整→建築確認等申請→着工の過程では、結構バタバタしてしまいます。

外構の詳細を詰めてゆくのは、多くの場合、工事中です。

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この時は、1/30の模型に外構模型を足してゆきました。

樹木や花なども作ってみると、イメージが湧きます。

作り込んでみるとイメージがどんどん膨らんできます。

私たちは、個人邸の外構では「塀を設置しない」ことが多いです。

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熊本の家では、まだ小さな子どもが多かったので、

「うちの子たちは元気だから、
庭から道路に走っていってしまうかも・・・」

建主のご家族が安心して過ごせるように、庭と前面道路の間に塀を作りました。

シンプルな白い箱の外観デザインに合わせて、コンクリート打ち放しの壁面としました。

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庭のレイアウトは玄関やリビングから、すぐにアクセスできるようにしました。

この模型のように、人やテーブルを作って置いてみるとリアリティが出ます。

建築と庭が一体になったイメージです。

当初は、元気な子どもたちが、庭から道路の方へ行かないように側面にも低い壁を計画しました。

この模型を見て、建主も喜んでくれて、

「CGもいいですけど、
模型って、やっぱりいいですね!

この側面の塀はなくても、大丈夫かな・・・」

と建主がおっしゃったので、植栽に変更してシンプルにしました。

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また、リビングからは庭の樹木が見えて、借景になります。

「前の道路から、リビングが
見えすぎないようにお願いしましたが・・・

こうして、庭の
樹木が見えるのは良いですね!」

こういう大きな模型を見ていると、建築が生き生きとしてきます。

東側の正方形のFIX窓は「庭を眺める」ための窓です。

そして、外観デザインでは、この「正方形のデザイン」が全体を引き締めます。

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このように建主とのやりとりを経て、最終案となりました。

最終案は、この模型の案から少し変更となりました。

樹木の種類・高さ・配置も出来るだけ模型に反映すると、非常に分かりやすいです。

完成後、建主にも喜んでいただいています。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


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