子どもの感性育む住まい②〜「普通にある」自然の光を大事に感じる心〜|教育と空間と日々のくらし
こんにちは。
今回は「子どもの成長にとっていい環境」を考えて設計した住宅を紹介します。
練馬の家では細長い窓、スリット窓というものを設置しました。
このスリット窓の特徴は、季節や時間で光の入り方が変わることです。
刻々変化する自然の光の美しさが感じられます。
この時は西側に設置したので、西日が強く入る時が最も印象的になるように計画しました。
木の温もりと自然の光に包まれた空間をイメージしました。
小さな子どもたちが、のびのびと成長することを願って設計しました。
築25年ほどの木造建築をリノベーションした練馬の家では、「木造建築らしさ」をテーマにデザインしました。
梁を露出させて、耐震補強を兼ねて梁を新たに新設しました。
そして、「均等に並んだ梁による秩序と美」を表現しました。
自然の光の入り方を、デザインに活かすことを考えています。
自然の光って、日常生活で改めて感じることが少ないかもしれません。
日常では「普通にある」自然の光を大事にしたいです。
このように「普通にある」自然の光を、建築空間に活かすことを考えています。
スリットからの自然光は時に強くなったり、時に弱くなったり色々と変化します。
夕焼けの時は、空が赤くなりますが、自然の光には色があることに改めて気づくきっかけになります。
広々としたテラスで感じられる自然の光と、スリットからの自然の光では印象が違います。
普段の何気ない景色から、
子どもたちが、自然に興味をもつきっかけになるといいな、と思います。
子どもたちの感性が育つ環境づくりも考えて、設計しています。
外にいたら気が付かなかったとことでも、色々と気づくことがあります。
家の中にいる時に、
「今日はこんな天気だから、
こういう風に太陽の光が入ってくるんだね」など、
子どもが自然に興味を持つきっかけになると嬉しいです。
「勉強勉強!」と机を作って学習スペースを与えるだけではなく、「感受性が育つ」住まい。
子どもが、将来的に伸びるように成長して欲しいと考えています。
そのためには、多方面から色んな感覚を身につけてもらえる様な空間をつくりたいと思っています。
そして、子どもたちが健やかに、のびのびと成長できるような空間をつくっていきたいです。
大泉学園の家では、二つのスリット窓から自然の光がスッと入り込んできます。
「光のうつろい」が感じられる居心地の良い住まいを、これからもデザインしてゆきたいと考えています。
株式会社YDS建築研究所
東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F
TEL:03-6272-5572
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