マンション・集合住宅の工事の流れ13〜蚕糸の森アパートメント・1階の配筋検査と跳ね出し階段〜|東京の建築設計

query_builder 2024/08/23
マンション
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地下一階の配筋検査が終わり、コンクリートを打設しました。

そして、いよいよ地上階の配筋工事に進みました。

多くのマンション等の建物では、地下がありませんが、地下1階がある蚕糸の森アパートメント。

地上4階立てで、地下1階の建物ですが、地下を作り、さらに地下の下の基礎部分に底盤を作りました。

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鉄筋コンクリート造のマンションの基礎部分は、多くの場合ピットになります。

分厚い底盤を作ることは、「ピットのメンテナンス向上」とともに、構造の安定性向上にもつながります。

上の断面図を見ても、非常に建物の安定感が高いことが分かります。

底盤を作ることは、多少のコストアップにつながりますが、地震にも極めて強いので良いと思います。

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壁式鉄筋コンクリート造である本建物は、柱がボコッと出てこないシンプルなデザインです。

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平面図はシンプルになり、この建物では、非常にバランス良く構造壁を配置しています。

縦横に鉄筋が丁寧に組まれて、鉄筋が生き生きとしているのが、分かります。

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そして、配筋検査に進みました。

配筋検査では、「壁と壁の接合部」や「壁と床の接合部」などが大事です。

「この鉄筋の
定着長さを少し当たってください・・・」

構造担当者の指示で、現場監督がメジャーを当てます。

「はい。
これでいかがでしょうか。」

「これは、きちんと
定着長さ取れていますね。」

コンクリートの壁と壁の接合部・交差部などは、鉄筋を折り曲げて「ある程度の長さ接続」します。

その「ある程度の長さ」には基準があり「定着長さ」と呼ばれています。

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地下ではなかった、外壁を貫通する様々な設備配管たち。 これらの設備配管は、配筋時に「スリーブ」という穴を開けておきます。

コンクリート打設後に、「スリーブを通して配管する」ことになります。

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共用階段が「浮かぶ歩道」のイメージの蚕糸の森アパートメント。

階段は跳ね出しで、浮遊感を持たせました。

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跳ね出しの階段を作るのは、かなり大変で、きれいに作るには「かなり高い技術」が必要です。

太い鉄筋を密に組んで、しっかり作ります。

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イメージ通りの施工で、完成が楽しみです。

構造担当者からは、

「少し指摘事項ありますが、
概ねOKです!

指摘は是正して写真を送ってもらいますが、
とても丁寧な現場ですね!」

という話があり、

「はい。
有難う御座います!」

技術力が高い、しっかりした現場で現場監督の高い力量が示されました。

1階の配筋検査が無事終了して、工事が続きます。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

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