マンション・集合住宅の工事の流れ11〜蚕糸の森アパートメント・地下スラブ配筋工事〜|東京の建築設計
query_builder
2024/08/12
マンション
地下ピットの断熱材が貼られ、いよいよ地下一階のスラブの配筋です。
床スラブの配筋は鉄筋のサイズ(鉄筋径)が小さく、平らな面に縦横に均等なピッチに施工します。 大きな基礎梁の配筋工事に対して、施工は比較的分かりやすいです。
綺麗に、整然と鉄筋が組まれてゆきます。
下部の基礎の配筋と床がきちんと構造的につながるように、配筋してゆきます。
職人さんたちが、構造図を見ながら、しっかりと工事を進めてゆきます。
こうして見ると、鉄筋がまるで生き物のように感じられます。
基礎の鉄筋が上部に伸びてゆき、スラブの配筋と繋がります。
これらの鉄筋の接続部分の長さや施工の仕方には、きちんとした施工要領があります。
施工要領に従って、きちんとした長さ等が取れているかが大事です。
基礎の太い鉄筋に対して、床スラブの鉄筋が細いのがよく分かります。
基礎とスラブの構造としての役割の違いが、よく分かります。
基礎は文字通り「建物の基礎」となって、建物を支える最も大事な部分です。
対して、スラブは床の荷重を支え、各階の荷重を支えます。
その荷重による力を、基礎や主体となる構造に「力を流す」役割を持ちます。
基礎梁が最も大事ですが、今回の構造設計では、基礎の地中スラブを地下一面に設置しました。
建物全体を基礎梁と地中スラブが一体となって、建物を支えるイメージです。
次回は地下スラブの配筋検査です。
----------------------------------------------------------------------
株式会社YDS建築研究所
東京都千代田区神田神保町三丁目2番地 高橋ビル4F
TEL:03-6272-5572
----------------------------------------------------------------------
NEW
-
2025.11.14
-
2025.11.10「水面に映り込んだ建...広い堀の水面に映り込む姿が優美である今治城。日...
-
2025.11.04子どもも楽しい入間航...今年2025年11月3日に航空自衛隊入間基地で行われた...
-
2025.11.03光と影のドローイング...賑やかな商店街の一角において、建築された豊島の...
-
2025.10.29「公園の建築化」とド...広大な公園の目の前の計画地において設計された、...
-
2025.10.27建設業法違反を容認す...建築設計及び監理などを業務とする筆者は、10年ほ...
-
2025.10.26堀に映り込む天守閣が...先日、久しぶりに今治城を訪問しました。 堀に...
-
2025.10.24佐田岬半島先端の地形...愛媛県の「日本一細長い半島」佐田岬半島を訪問し...
VIEW MORE
CATEGORY
ARCHIVE
- 2025/114
- 2025/1012
- 2025/0911
- 2025/0810
- 2025/0711
- 2025/0612
- 2025/059
- 2025/0410
- 2025/039
- 2025/0210
- 2025/016
- 2024/126
- 2024/117
- 2024/106
- 2024/0912
- 2024/088
- 2024/079
- 2024/066
- 2024/0511
- 2024/0413
- 2024/0311
- 2024/025
- 2024/0112
- 2023/1213
- 2023/117
- 2023/1011
- 2023/0915
- 2023/088
- 2023/0712
- 2023/0611
- 2023/0512
- 2023/0427
- 2023/0322
- 2023/0210
- 2023/018
- 2022/1210
- 2022/1117
- 2022/1027
- 2022/0926
- 2022/0824
- 2022/0722
- 2022/0622
- 2022/0527
- 2022/0430
- 2022/0332
- 2022/0236
- 2022/019
- 2021/122
- 2021/111
- 2021/101
- 2021/091
- 2021/081
- 2021/071
- 2021/061
- 2021/051
- 2021/041
- 2021/031
- 2021/021
- 2021/013
- 2020/105
- 2020/065
- 2020/051
- 2020/026
- 2020/014
- 2019/121