マンション・集合住宅の工事の流れ 8〜蚕糸の森アパートメント・生き物のような生命力を持つ鉄筋たち〜|東京の建築設計
今回は、基礎梁の配筋工事です。
底盤をきちんと配筋したら、いよいよ基礎梁となる大梁を配筋します。
建物の構造は全てが大事ですが、最も大事なのは基礎です。
文字通り「基礎」は「建物の基礎」であり、基礎工事は最も念入りに行われます。
大きな基礎梁と分厚い底盤によって、建物を支えます。
とても大きな梁で、この大きな基礎梁で建物全体を支えます。
基礎梁が、上階の荷重(重量)を底盤に伝えます。
そして地面に設置している底盤が、建物全体を支えます。
基礎梁・底盤両方大事ですが、やはり大きな基礎梁をきっちり配筋することが重要です。
太い鉄筋が縦横無尽に配筋されています。 鉄筋の太さも色々ありますが、
「ここは
25mmの鉄筋だな・・・」
とか
「基礎梁
上部の鉄筋本数は6本だな・・・」
など、構造図面にある太さと位置をきちんと、正確に職人さん達が一本ずつ配筋してゆきます。
間近でみると、太い鉄筋がガシッと組まれていて、かなりの迫力です。
ここではφ25mmの鉄筋が6本上下にあって、かなり頑丈です。
鉄筋も生き物のように見えてきます。
土工事も関わる基礎工事は、大きな費用が掛かります。
基礎の深さを少し深くしただけでも、すぐに数百万円以上のコストがかかってしまうこともあります。
基礎梁は合理的にそして、頑丈に設計することが大事です。
基礎が頑丈な方が耐震性が向上しますが、コストも上がってしまうこともあります。
そのため、「高い合理性で、適切な基礎構造を作る」ことが大事です。
デザインやアイデアと共に、数学的・物理的合理性が高い建築を設計することを心がけています。
株式会社YDS建築研究所
東京都千代田区神田神保町三丁目2番地 高橋ビル4F
TEL:03-6272-5572
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