マンション・集合住宅の工事の流れ 1〜蚕糸の森アパートメント・地鎮祭・建築工事の縄張り〜|東京の建築設計
蚕糸の森アパートメント:夜景(YDS建築研究所)
今回は、RC新築の集合住宅の工事現場の話です。
木造と鉄筋コンクリート造は、その作り方が根本的に異なります。
実は、工法によって建設会社が「工事請負をするかどうか」も異なります。
設計コンセプト・イメージを固めて、建主と打ち合わせを進めてきました。
大きな公園を目の前にする、非常に自然豊かな恵まれた計画地です。
蚕糸の森公園(YDS建築研究所)
石神井公園の集合住宅も、石神井公園に隣接する素晴らしい計画地でした。
このような素晴らしい計画地に、建築を設計することは大変励みになります。
「公園の自然をいつも楽しめる
建築にしたい・・・」
と考えて、設計しました。
蚕糸の森アパートメント:イメージ(YDS建築研究所)
多くの場合、建設会社は「木造、あるいは鉄筋コンクリート造のどちらか」をメインで請け負います。
木造の個人邸を請け負う建設会社の多くは、鉄筋コンクリート造の個人邸・集合住宅の工事請負をしない傾向があります。
豊島の家の工事を請け負っていただいた施工会社は、木造建築メインで、鉄筋コンクリート造の建築は行いません。
「木造建築中心」であり「木造に関しては他社の追随を許さない」姿勢です。
そして、木造建築に関しては、非常にレベルが高い施工を行います。
一方で、鉄筋コンクリート造の集合住宅・幼稚園などを手がけている中堅ゼネコンは、木造の個人邸などは請け負いません
茨城の家:縄張り(YDS建築研究所)
建築工事の最初に「縄張り」をして、建物の位置を確認します。
この「縄張り」と同じような感じで、建設会社にもカラーがあって「工事を請け負う対象」がハッキリとしています。
いわば、「請負にも縄張りがある」感じです。
蚕糸の森アパートメント:地鎮祭(YDS建築研究所)
この「建設業者の縄張り」は設計の仕事を始めた頃には、新鮮に感じたことでした。
この鉄筋コンクリート造の集合住宅は、「地上4階・地下1階の5層の建築」です。
今まで、様々な鉄筋コンクリート造の建物を設計・監理しましたが、地下空間のある建築は初めてです。
地下空間は漏水や湿気などの対策を綿密に考えなければならず、地上とは全く違う配慮をする必要があります。
そのため、躯体工事の検討を施工前から、施工会社の担当者と綿密に行う必要があります。
地下のない建物に比べ、地下の掘削が大きなポイントになります。
株式会社YDS建築研究所
東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F
TEL:03-6272-5572
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