教会の新築設計コンセプト〜人々を惹きつける強い光〜|東京の建築設計

query_builder 2023/12/11
施設設計プロセス
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「祈りの場」としての空間だけではなく、コミュニティの核としての役割も期待されている教会。

この教会の空間を考えるときに、コンクリート打ち放しによる「人々を惹きつける強い光を持つ空間」を考えました

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円弧の壁を挿入して、エントランスから教会の中心部分に至る経路をつくりました。

そして、そのエントランスホールの空間には、トップライトが円弧の壁をスッと照らし出します。

祈りの場へ至る道空間で、心を整理するイメージです。


二等辺三角形のボリュームに、一枚の円弧壁を挿入するシンプルな操作で、空間に変化を与えました。

上のドローイング図は、この建築の要素を研ぎ澄ました空間を示しています。

二等辺三角形を構成する三枚の壁面に、円弧壁がグッと挿入されて全体の空間が生まれています。

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アクソノメトリック図で見ると、この「挿入した円弧壁」がよく分かります。

この円弧壁によって、エントランス空間が生まれると同時に、祈りの場の空間を大きく変化させています。

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円弧によって「囲まれる」のではなく、円弧壁によって空間が大きく歪むような印象を持つ祈りの空間。

円弧の壁にはトップライトから強い光が照らし出して、刻々変化する光の美を演出します。

正面のスリットからは、細長い強い光が照らし出され、空間に強い指向性を与えます。

そして、円弧壁を照らし出す自然の光は、この空間に「ふくよかさ」を与えるでしょう。

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要素を削ぎ落とした立面図もまた、この円弧壁の存在が際立っているデザインを明確に表現しています。

二等辺三角形のメインボリュームを構成する三枚の壁に穿たれたスリットの開口。

そして、円弧壁に沿った「円弧状のトップライト」が非常に印象的な空間を生み出します。

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二等辺三角形のメインボリュームを構成する三枚の壁をガラスで表現しました。

実際は、円弧壁と同じコンクリート打ち放しの壁面の質感ですが、「壁の意味の違い」を示したコンセプトです。

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このガラスの空間のようなメインボリュームを、強い円弧の打ち放しコンクリートの壁面が貫入します。

メインボリュームの壁面をガラスで表現したため、円弧壁の存在が非常に際立ちます。

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中心の祈りの場を見たコンセプトです。

今回は、あえて屋根を表現せずに壁面だけを取り出しました。

三枚のメインボリュームの壁面と円弧壁によって、空間を表現しました。


実際は鉄筋コンクリート打ち放しの壁面を「ガラスの壁面」で表現すると、透明感を感じます。

設計プロセスにおいて、このドローイングを作成して考えました。

メインボリュームに透明感を生み出そう、とに考えて、開口のスリットの大きさを決定しました。


設計中のこの教会建築は、完成に向けて進行中です。

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