熊本の家と九州の自然 1〜木造住宅新築前のプロセス〜|東京の建築設計

query_builder 2023/03/21
日本紀行
YDS

建築家 磯崎新(Wikipedia)

学生時代から、九州は福岡・大分・鹿児島など様々な地を旅しました。

昨年2022年末に、亡くなった日本建築界の巨匠である磯崎新氏。

磯崎氏の故郷である大分には、氏の作品がたくさんあります。


YDS

桜島(YDS建築研究所)

学生時代、大分・福岡で、数多くの磯崎氏の建築作品を見て回りました。

そして、歴史付きでもある僕は鹿児島にも行こうと思いました。

なんといっても、鹿児島は明治維新の元勲・西郷隆盛や大久保利通たちの故郷です。

そして、西郷や大久保が活躍した時代に思いを馳せました。

YDS

熊本の家(YDS建築研究所)

のちに、九州で初めての私たちの実作「熊本の家」が完成しました。

熊本の家の設計を依頼される以前に、熊本に旅に行きました。

そして、阿蘇など熊本周辺を回った楽しい思い出があります。

YDS

阿蘇(YDS建築研究所)

まずは、阿蘇に行きました。

阿蘇の雄大な光景を楽しみながら、温泉でゆっくりして、とても美味しい熊本の食べ物を頂きました。

YDS

阿蘇(YDS建築研究所)

日頃から噴火を続けている阿蘇山。

煙がモクモクと上がっていて、自然の雄大な力を感じることができます。

YDS

阿蘇(YDS建築研究所)

観光名所でもある阿蘇では、楽しめる場所がたくさんあります。

いわゆる観光名所を訪れるのも楽しいですが、阿蘇の地域をゆっくりと巡るのは、非常に心が清々しい思いです。

この時、

「雄大な阿蘇の山々は
実に素晴らしい。」

と感じました。

YDS

熊本の家(YDS建築研究所)

熊本の家のヴォイドであるテラスは、デザインコンセプトから生まれました。

それと同時に、

「テラスから、
阿蘇の山々を眺められないか。」

と考えた結果でもありました。

HKP13a

熊本の家(YDS建築研究所)

南側に開けたヴォイドのテラス。

真正面ではありませんが、テラスが外壁からキャンティしているので、そこから東を眺めると阿蘇山が見えます。

外部ヴォイドは、茨城の家などでも実現してきました。

熊本の家が、外部テラスをキャンティさせる特徴的なデザインとなったのは、この阿蘇山の印象が強かったのが理由です。

このように、建築設計の際には、計画地周辺の自然や街の影響を受けることが多いです。

自然や街などを楽しみながら、日頃建築設計やデザインを考えています。

----------------------------------------------------------------------

株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG