下水道のシステムを体験・虹の下水道館〜ポンプを動かす体験と下水の微生物の観察:下水と生活・東京湾クルーズ・海へ放出される処理水〜|東京の建築設計

query_builder 2023/09/07
子どもくらし
YDS

虹の下水道館(YDS建築研究所)

下水道システムの「仕事体験」ができる虹の下水道館。

子ども向けに「下水道の管理する方々がどのような仕事をしているか」を体験できます。

ここでは、「大雨の際に下水道の水位が上がったら、ポンプで水を排出する体験」ができます。

実際に、子どもがマウスをクリックして「ポンプのオン・オフ」の指令を下します。


「ゲリラ豪雨で
急に大雨が降りました!」

と言われたら、

「よし、ポンプを
入れよう!」

とポンプを起動して、下水の水位が下がったら、

「ポンプのスイッチを
消すね!」

とポンプを動かして「街を守る」体験ができます。

YDS

虹の下水道館(YDS建築研究所)

この体験の面白いところは、アメダスや天気図の雨雲の動きを見ながらポンプを動かすことです。

ある程度は「雨の様子を予測しながら、ポンプを動かす」のが面白いです。

「結構
難しいね・・・」

最初は戸惑っていた子どもですが、途中から楽しくなったらしく、

「また今度
やってみたい!」

ゲーム感覚で楽しくなったみたいです。

YDS

虹の下水道館(YDS建築研究所)

続いて、下水道の汚泥分解に大活躍する微生物たちを、実際に顕微鏡で観察しました。

「顕微鏡を覗くのは、
大学以来かも・・・」

ちょっと懐かしい顕微鏡です。

YDS

虹の下水道館(YDS建築研究所)

大きな画面では説明員の方が、大活躍中の元気な微生物を見せて、

「これは〜という
微生物です。」

と教えてくれました。

小学生の子どもたちは、まだ顕微鏡で観察する経験は少ないですが、

「すごく大きく見えて、
面白いね!」

「こっちの微生物が

動いているのを発見!」

子どもたちは皆楽しそうに、思い思いに観察していました。

YDS

東京湾クルーズ(YDS建築研究所)

「最後に有明から
浅草まで東京湾をクルーズします!」

虹の下水道館の訪問後は、いよいよ最後の「東京湾クルーズ」です。

お台場から出発した船に乗って、子どもたちは大喜び。

「さっき、有明水再生センターで見た
最後の水がここに流れているんだね!」

YDS

東京湾クルーズ(YDS建築研究所)

「あっ、高いビルが
たくさんあるよ!」

電通ビルなどが見えてきて、東京の様々な風景が体験できます。

YDS

東京湾クルーズ(YDS建築研究所)

「ねえ、なんで
海の水がちょっと茶色いの?」

子どもが尋ねてきました。

「これはね、色々な水が流れてきているから、
少し汚れているのかもね。」


久しぶりに東京湾をクルーズしましたが、やはりちょっと水質は濁っているように見えます。

それでも、高度成長期の時代よりは遥かに良くなった東京湾の水質。

それは、下水道再生センターなどの下水道に関わる方々の日々の努力の賜物なのでしょう。

小平ふれあい下水道館・有明水再生センター・虹の下水道館・東京湾クルーズと四つ立て続けの濃密なツアーでした。

子どもにとっては、ちょっと盛りだくさん過ぎる感じもしますが、一気に下水道を実体験できる貴重な機会でした。


各自治体で行われている「下水道施設見学ツアー」は、とてもおすすめです。

ツアーを見かけた時は、親子での参加をぜひ考えられてはいかがでしょうか。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


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