本物の下水道館に入る体験〜小平ふれあい下水道館・下水と都市と生活・便利な生活の裏側を知る体験〜｜東京の建築設計 | オリジナルなアイデアと豊富な経験による高い技術力でこだわりの建築をつくります

小平ふれあい下水道館（YDS建築研究所）

東京都主催の下水道施設親子見学ツアーに参加して、最初の小平ふれあい下水道館を訪問しました。

ここでは、下水の歴史・システムなどを学ぶことができます。

「下水って、こうして浄化されて

いるんだ・・・」

建築設計者として、日頃下水道と密接に関わっている私たち。

それでも、「下水道の現実」は、知らないことが多かったです。

小平ふれあい下水道館（YDS建築研究所）

地上2階、地下5階の「非常に地下空間が広い」このふれあい下水道館。

その理由は、模型を見ると分かります。

小平ふれあい下水道館（YDS建築研究所）

地下空間だけ見てみると、地下5階から「太い下水管に行ける」ようになっています。

なんと、「本物の下水道館の中に入れる」のが、小平ふれあい下水道館の「最大のポイント」です。

小平ふれあい下水道館が、地下5階建であるの理由。

それは、「地下の下水管に到達できるようにするために、地下深く建物を作った」のでした。

「のちほど、皆さんに
本物の下水管に入って頂きます。」

と下水道館の方から説明があった際は、

「本物の下水道管に使われている
管が展示されていて、「中に入れる」のかな？」

と考えました。

小平ふれあい下水道館（YDS建築研究所）

実は「本物の下水道管に入る」体験でした。

つまり、「本物の下水が流れている」近くに行って実体験することになります。

「現在、小平市で使用している
本物の下水道管で、下水が流れています。」

これを聞いた時は、さすがに

「えっ？
本物の下水道管？」

と驚きながら、ややびっくりもしましたが、

「これは、初めてで、
滅多にない経験だから、いいかも。」

と思いました。

小平ふれあい下水道館（YDS建築研究所）

いよいよ、「体験コーナー」という「本物の下水道管の中」へと突入します。

「下水らしい臭い」が強烈にしてきました。

「これは、結構な
臭いだな・・・」

と思っていると、一緒に下水道へ向かう子どもは、

「ねえ、
とっても臭いんだけど・・・」

と、少し顔をしかめながら、一緒に進みます。

小平ふれあい下水道館（YDS建築研究所）

そして、「本物の下水道管」の中に入りました。

この下水管は「直径がかなり大きい、大型の下水道管」です。

すぐ下を「本物の下水が流れている」体験で、臭いは「かなりすごい」です。

「ちょっとすごい臭いだけど、
この下水のおかげで、建築が出来ているんだ・・・」

と思いました。

「不潔」と考えられる下水ですが、下水道管があるからこそ「便利な生活」が成り立っています。

いわば、「便利な生活の裏側」である下水道を実際に体験できた貴重な機会でした。

博物館では様々な展示を見て学べますが、本物を五感で体験できる貴重な機会です。

ぜひ、子どもと一緒に訪れてみてください。