戸建住宅リノベーション工事・プロセス〜アウトドアリビングのテラス・木で囲まれた空間・練馬の家15〜|東京の建築設計
練馬の家:テラス工事(YDS建築研究所)
工事もいよいよ終盤となり、内部工事が完成に近づいてきました。
そこで、外部工事に移ります。
テラスのすぐ脇は道路です。 そのため、建主から、
「木のテラスは素敵なんですが、
道路を歩く方からの視線が気になります・・・」
というお話を頂きました。
練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)
そこで、
「テラスの木材と同じ木材で、
「目隠し」を作るのは、いかがでしょうか。」
と提案しましたら、
「それなら、
いいですね。」
「木のテラスと木の目隠しで、
木に囲まれた空間ができます。」
「それは、
とても良いアイデアですね!」
練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)
建主にも喜んでいただき、木の目隠し・ルーバーを作ることになりました。
1階リビングにつながったアウトドアリビングとして、木で囲まれたテラスを作るのがコンセプトの一つです。
練馬の家:アクソノメトリック(YDS建築研究所)
そこで、テラスをつくる木と同じ木で「木の壁」をつくって、外からの視線を遮ります。
「「木に囲まれた空間」を
つくろう。」
と考えました。
自然の木は温度・湿度で少し膨らんだり、縮んだりします。
そこで、木同士の間には、少し隙間(クリア)があった方が良いです。
その隙間が大きすぎると、外部から見えてしまうので、隙間の寸法は、現場で建主と一緒に実際に並べて決めました。
「このくらいの
隙間ではいかがですか?」
実際に、建主に間隔を空けた状況をご覧になって頂き、
「これなら、
あまり中が見えないのでいいですね。」
練馬の家:テラス工事(YDS建築研究所)
道路側から眺めた状況は、上の写真です。
以前は塀が低かったので、背の高い方からは庭も丸見えの状況でした。
それが、「木で囲まれた木の空間」となりました。
木のルーバーのコンセプトでつくった「木の壁」です。
外から見ると、支えている木の柱が少し気になります。
柱の両側を木で仕上げれば、もっと綺麗な感じになりますが、コストやスペースの関係で、シンプルに作りました。
練馬の家(YDS建築研究所)
中から見れば、綺麗な木のルーバーのような「木の壁」が出来ました。
次回は、いよいよ竣工です。
株式会社YDS建築研究所
東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F
TEL:03-6272-5572
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