戸建住宅リノベーション工事・プロセス〜アウトドアリビングのテラス・木で囲まれた空間・練馬の家15〜|東京の建築設計

query_builder 2023/09/27
戸建て
YDS建築研究所

練馬の家:テラス工事(YDS建築研究所)

工事もいよいよ終盤となり、内部工事が完成に近づいてきました。

そこで、外部工事に移ります。

テラスのすぐ脇は道路です。 そのため、建主から、

「木のテラスは素敵なんですが、
道路を歩く方からの視線が気になります・・・」

というお話を頂きました。

YDS建築研究所

練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)

そこで、

「テラスの木材と同じ木材で、
「目隠し」を作るのは、いかがでしょうか。」

と提案しましたら、

「それなら、
いいですね。」

「木のテラスと木の目隠しで、
木に囲まれた空間ができます。」

「それは、
とても良いアイデアですね!」

YDS建築研究所

練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)

建主にも喜んでいただき、木の目隠し・ルーバーを作ることになりました。

1階リビングにつながったアウトドアリビングとして、木で囲まれたテラスを作るのがコンセプトの一つです。

YDS建築研究所

練馬の家:アクソノメトリック(YDS建築研究所)

そこで、テラスをつくる木と同じ木で「木の壁」をつくって、外からの視線を遮ります。

「「木に囲まれた空間」を
つくろう。」

と考えました。

自然の木は温度・湿度で少し膨らんだり、縮んだりします。

そこで、木同士の間には、少し隙間(クリア)があった方が良いです。

その隙間が大きすぎると、外部から見えてしまうので、隙間の寸法は、現場で建主と一緒に実際に並べて決めました。


「このくらいの
隙間ではいかがですか?」

実際に、建主に間隔を空けた状況をご覧になって頂き、

「これなら、
あまり中が見えないのでいいですね。」

YDS建築研究所

練馬の家:テラス工事(YDS建築研究所)

道路側から眺めた状況は、上の写真です。

以前は塀が低かったので、背の高い方からは庭も丸見えの状況でした。

それが、「木で囲まれた木の空間」となりました。

木のルーバーのコンセプトでつくった「木の壁」です。

外から見ると、支えている木の柱が少し気になります。

柱の両側を木で仕上げれば、もっと綺麗な感じになりますが、コストやスペースの関係で、シンプルに作りました。

YDS建築研究所

練馬の家(YDS建築研究所)

中から見れば、綺麗な木のルーバーのような「木の壁」が出来ました。

次回は、いよいよ竣工です。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


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