戸建住宅リノベーション工事・プロセス 8〜練馬の家・工事中に進化するデザインコンセプトと構造設計〜|東京の建築設計

query_builder 2023/07/28
戸建て
HN171018-01m

練馬の家:リビングの既存梁と新設梁(YDS建築研究所)

耐震補強・断熱性向上の工事が完了しました。

配線・配管などの設備工事も順調に進んでいます。

いよいよ、デザインコンセプトの重要な部分の工事です。

練馬の家は、梁を「テーマにしたデザイン」がコンセプトです。

箱型のシンプルなリビングにランダムに架かる大梁。

そこに、さらに大梁を追加します。

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練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)

「均等に並ぶ梁をデザイン化」するコンセプトです。

多くの梁によって、耐震補強も兼ねるイメージです。

濃い色の梁は既存の梁、薄い色の梁は新設の梁です。

かなりピッチが細かいので、大きな模型を作って、梁のピッチや大きさなどを設計時に検討しました。

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練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)

木造建築は、筋交や構造用合板などの面材が耐震要素となります。

構造設計は、構造ソフトによる厳密な構造計算と、建築基準法による「簡易な構造計算」があります。

「簡易な構造計算」は、木造建築の面としての強さを評価します。


高度な構造ソフトによる構造設計では「梁の補強」は大きな要素です。

「簡易な構造計算」においては、梁を増やしても、耐震性アップの評価にはならないことが多いです。

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練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)

これだけ梁が沢山あると、とても構造的に強くなったと思います。

このアクソノメトリックをみると、檻のように梁で固めて頑強な感じが分かります。

HN171018_102m

練馬の家:リビングの既存梁と新設梁(YDS建築研究所)

この梁の設置工事が終わると、全体像が見えてきました。

コンセプトを現場で確認し、細かな納まり等含め、進化させます。

いよいよ工事は佳境に入ります。

次回は、自然光の話です。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


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