戸建住宅リノベーション工事・プロセス 3〜練馬の家・デザインコンセプトと構造補強・構造デザイン〜|東京の建築設計

query_builder 2023/07/03
戸建て
YDS

練馬の家:解体工事(YDS建築研究所)

今回は、デザインコンセプトと構造補強の話です。

前回から解体が進んで、柱と梁が全て露出しました。

この家は建築時の図面がありませんでしたので、現地調査と図面の復元が大事なポイントでした。

リノベーション前は、1階のリビングと和室はシンプルな箱でした。

YDS

練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)

二部屋に分かれていた空間を一体化して、広いリビングルームを作ろう。

これは、設計の初期段階に思ったことです。

YDS

練馬の家:模型(YDS建築研究所)

そして「余白のような空間」で、有効活用されていなかった庭に着目しました。

庭を「アウトドアリビングの空間」にして、

「外にも広がる
リビングをつくろう!」

「テラスの空間は、
子どもが喜びそうですね。」

これが、デザインの最初のコンセプトです。

アウトドアリビングは、光や風などの自然が感じられる空間で「無限大の高さを持つ」貴重な空間になります。

YDS

練馬の家:解体工事(YDS建築研究所)

「シンプルな箱のリビングを、どうデザインするか?」

これが、次に考えたことです。

そして、

「構造補強も
含めたデザインにしよう!」

「デザインが構造補強を兼ねるのは、
良いアイデアですね。」

既存の梁は整然と架けられていますが、昔のつくりなので断面が少し小さめでした。

YDS

練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)

柱は十分にありましたが、

「もう少し梁を
補強したい・・・」

「そうだ。
補強した梁をデザインにしよう!」

こう思いつき、一気にデザインが進みました。

YDS

練馬の家:コンセプト(YDS建築研究所)

既存の梁を補強して、均等に「同じの梁せいの梁」を配置して、空間に秩序を生み出すコンセプトです。

この時は設計のコンセプトを再確認しながら、既存の軸組の状態を確認しています。

次回は、「解体して分かること」の話です。

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株式会社YDS建築研究所

東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F

TEL:03-6272-5572


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