田無の集合住宅 | 東京の建築設計｜これまでに手掛けたデザインをご紹介します

1ルームタイプの投資向け集合住宅です。

小さな住戸の内部空間において、出来るだけ広がりを得られるように、バルコニーを部屋の側面に配置しました。

このバルコニーは、「都市のヴォイド」となり住空間と都市空間の間にすき間をつくります。

この小さなすき間は、日々の生活と都市空間にゆとりをもたらします。

部屋の内部空間に奥行感が生まれ、2方向からの採光・通風によって、居住性を高めています。

キューブ型のヴォリュームから角のヴォリュームを欠き取るデザインは、打ち放しコンクリートの質感を際だたせます。

制約の大きいワンルームマンションのデザインにおいて、都市に住まう意義を改めて問い直し、光と風を感じられる小さな砦をイメージしました。