美味しい二八蕎麦の店 | 東京の建築設計｜これまでに手掛けたデザインをご紹介します

手打ち蕎麦にこだわりをもつ店主の蕎麦屋です。

蕎麦店の雰囲気を大事にしながら、現代的な和の空間を創り出すことがテーマでした。

空間を格子で緩やかに分節し、タモの無垢材で作成した格子を用いて空間をデザインしました。

格子は机のある客席や座敷などの空間をゆるやかに分節し、店内の各客席の空間を柔らかく包み込みます。

全面の坪庭と床下に掘り込んだ「地下の坪庭」により、店内に自然が広がってゆきます。

一人客を中心とする机は5個の机が連続し、そのうち2個の机が前後に動きます。

机の使い方に多様性をもたらすと同時に、机の動きに合わせて周辺の空間が変化します。

格子を空間全体にちりばめることによって見え隠れのシークエンスをもたらし、空間に奥行の広がりと適度なプライベート感と居心地の良さを生み出します。